消防官採用試験の出題内容は?
消防官に憧れている方にとって、はじめの難関となるのが消防官採用試験です。
この試験は、各自治体によって行われるため、試験内容や受験資格、採用人数などが異なります。
そのため、出題内容を明確にということは難しいのですが、東京消防庁が試験科目を公開していますので、今回はそれを例に挙げて見ていきたいと思います。
消防官採用試験の対策を行うにあたり、おおまかな出題内容を把握しておくだけでも効率が違います。
受験したい自治体のサイトなどを確認し、試験内容などを少しでも把握できるようにしておくことが大切です。
東京消防庁の採用試験
東京消防庁の公式サイトで試験科目が公開されていますので、ご紹介していきたいと思います。
1次試験 T類・U類・V類
教養試験
文章理解、英文理解、判断推理、空間概念、数的処理、資料解釈、人文科学(国語、歴史、地理)、社会科学(法学、政治、経済、社会事情)、自然科学(数学、物理、化学、生物)
論文・作文試験
課題式/T類とU類は論文試験、V類は作文試験(800文字以上1,200文字程度)
適性検査
消防官としての適性を検査
1次試験は、このような内容となっています。
教養試験は範囲が広いため、消防官採用試験の対策講座などを受講することでしっかりと対策を行う必要があります。
また、教養試験の成績が一定に達しなかった場合には、論文・作文の採点は行われないことになっています。
2次試験
1次試験を通過した方のみ、2次試験を受験することが出来ます。
ここでは消防官として業務を行うにあたり、必要な身体・体力・健康度の検査が行われます。
身体検査では、男性・女性にそれぞれ身長・体重・胸囲・視力・聴力・肺活量などの基準が設けられており、それを満たすことが重要になります。
また、体力検査では、1km走、反復横とび、上体起こし、立ち幅跳び、長座体前屈、握力、腕立て伏せの項目で、体力が検査されることになります。
2次試験では、口述試験も実施されます。
これは個人面接のことで、志望動機や消防学校について、自身の性格について、長所・短所などが聞かれることになります。
東京消防庁の出題内容はこのようなものとなっていますが、それぞれの自治体で異なりますので、自治体に合った対策が必要になります。